初めまして。
私は農学部の4年生で、紆余曲折を経て、25卒として学部就活をしました。決して優秀な就活生ではなかったので、このような記事を書くのは恐縮ですが、少しでも進路に迷っている方の参考になればと思います。就活中の方々には「こんな人でも就活なんとかなるんだ」という安心材料になれば幸いです。
【院進か、就活か?】
私は理系学部に所属していたため、特に理由もなく大学院に進学するものだと思っていました。特に、1年間の交換留学を経験したことで、海外でもう一度学びたいという思いが強まり、帰国後すぐ(3年生の冬)には海外大学院への進学を真剣に考えていました。
しかし、様々なことを考えた結果、最終的には学部卒で就職することに決めました。その理由は、一度社会経験を積んだ上で再度学びたいか考えてみようと思ったからです。
当時の私は、海外院への留学自体が目的化してしまい、「現地で何を学び、どのように活かしたいのか?」という問いに明確な答えを出せずに悩んでいました。もちろん学びの中で答えが出る可能性も大いにあると思うので、進学前に明確な考えが必要だとは限りません。ただ、私の場合海外で修士をとるための費用と時間を考えると、中途半端な気持ちでは踏み出せないと思っていました。
ちょうどその時、「仕事をする中で学びを深めたい分野ができたから修士号を取りに留学した」という方の話を聞く機会がありました。その話を聞いて、社会経験を経てから留学することで、学問と社会のつながりについてより実感を持って学べると感じました。私は研究を極めることよりもその社会応用を考えることに楽しさを感じていたこともあり、これはストレートに院進するよりも一旦就職して社会経験を積んだ方が良いのではないか?と思ったのです。
【3ヶ月間の就職活動】
以上の経緯で大学3年生の2月中旬に、ESとは何ぞや、というところから焦って就活を始めました。出遅れスケジュールだったので、事業面と海外駐在に興味があった総合商社を中心に8社ほど受け、最終的になんとか志望していた総合商社に内々定を頂くことができました。
正直受かったのは運が良かった部分もあるので偉そうなことは言えませんが、短期間で就活をしなければいけない方に向けて、私なりに大事だと考えることをお伝えします。
- 人をうまく頼る
他の就活生の半分以下の期間で結果を出すためには、必要なことに的を絞ることが特に重要です。その点で、周りにいる就活経験者にやるべきことと優先順位について助言をもらうと、効率よく準備ができると思います。また、短期間での就活では面接慣れの面でも不利になりがちなので、友人や先輩、可能であれば社会人ともなるべく多く面接練習をしてフィードバックをもらうこともおすすめです。
私は周りに就活仲間がいなかったですが、思い切って多方面に連絡すると留学時代の友人や久しぶりに連絡した同級生など、多くの人が快く相談に乗って助けてくれました。自分のことをよく知らない相手ほど客観的に見てもらえることもあるので、躊躇わず色々な人を頼った方がいいと思います。
- 情報に惑わされない
上記の「必要なことに的を絞る」ための最大の敵が、ネット上に溢れる就活情報だと思っています。就活は情報戦であるというのは事実ですが、ネットやSNSで情報収集をすると、不安を煽るものや本質を捉えない小手先のテクニックなど余計なものにも数多く出会います。ただでさえメンタルが不安定になりやすいと言われている就活、特に出遅れていることで焦りが強くなり、普段なら無視できる情報に一喜一憂してかなりの時間を無駄にしたなと反省しています。情報の取捨選択と距離の取り方を意識することで、自分の軸をブレずに保つことができると思います。
【自分の選択に責任を持つ】
半年間進路に悩んだ結果、最も重要だと思ったのは「自分の選択に責任を持つ」ということです。私はまだ働き始めてもいないので、学部卒で商社に就職することが自分にとってベストだったかは正直わかりません。他の道に行っても、また違った良い経験や出会いがあったでしょう。しかし、この選択は大学4年生の自分が未熟なりに考え抜いて出した結論だと自信を持って言えます。だからこそ、後悔はしないと決めていますし、この決断が正解だったと胸を張れるような生き方をしようと思っています。
皆さんもキャリア選択の場面では、自分の価値観と向き合い、徹底的に考えてみてください。その上で決断した道であれば後悔することも少ないでしょうし、多少大変なことがあっても乗り越えられるのではないかと思います。
少々長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事がこれから進路を考える皆さんにとって少しでも参考になれば幸いです。
【著者プロフィール】
Yさん
2020年 文科三類入学
2025年 農学部国際開発農学専修卒業予定
