前編では、ChatGPT・Claude・Geminiという3大AIの使い分けを紹介しました。調べる・書く・作るの効率化には、この3つで十分対応できます。
ただ、AIと会話して終わりではなく、その先の作業まで進めたい場面も多いはずです。ゼミ資料を形にする、講義ノートを整理して再利用できるようにする、打ち合わせの内容を次のアクションに落とす。
後編では、こうした実行と整理を担うツールとして、ManusとNotion AIを紹介します。
1. Manus
AIエージェントに実作業を渡す
Manusは、調査・資料化・アウトプット作成までをまとめて進めるエージェント型の位置づけで語られることが多いサービスです。
〇東大生向けの使い方
(a) 調べてまとめて提出形式に整えるまで一本で
ゼミ準備や資料作りで作業が止まりやすいポイントを解消しやすいです。調査から成果物作成までを一連の流れで依頼できます。
(b) 招待リワードでクレジットが増える設計
友人を招待することでクレジットが増える仕組みがあり、学生同士で活用しやすい設計です。
〇無料と有料の違い
| プラン | 月間クレジット | 特徴 |
|---|---|---|
| 無料 | 毎日300(翌日リセット | 初回登録時に1,000クレジット付与。簡単なタスクのお試し向け |
| Basic | 1,900 + 毎日300 | 個人ユーザー向け。無料プランより多くのクレジットが使える |
| Plus | 3,900 + 毎日300 | 中規模ビジネス向け。定期的に活用するユーザーに適している |
| Pro | 19,900 + 毎日300 | 企業・ヘビーユーザー向け。優先アクセスあり |
2. Notion AI
講義ノートやタスクを探して動かせるようにする
Notion AIは、Notion内のノート/DB/タスクを前提に、要約・生成・整理・検索・自動化までを同じ場所で行うチームメイトです。
〇東大生向けの使い方
(a) ノートがあとで使える形になる
講義ノートをレポートの骨子に変換したり、ゼミメモをToDoリストに整理したりといった活用がしやすくなります。
(b) AI Meeting Notesで議事録
会議や打ち合わせの内容を要約・整理し、次のアクションを残すための機能が用意されています。
(c) Notionの中で完結
ドキュメント、タスク、データベースとAIが同じ場所に存在することが、このツールの最大の価値です。
〇無料と有料の違い
| プラン | 特徴 |
|---|---|
| Free | 個人利用や機能確認に最適。基本的なAI機能をお試し利用 |
| Plus | ページ・ブロックが無制限/ファイルアップロード容量5GB |
| Business | Notion AIの全機能を無制限利用/ページ履歴90日間保存 |
学割・学生優遇まとめ
| ツール | 学生特典 |
|---|---|
| ChatGPT | 個人向けの学割プランは存在しない。大学向けに提供されている別プランChatGPT Eduがある |
| Claude | 現在、Claudeには個人が契約できる学割プランは存在せず、全ユーザー一律料金。Claude for Educationは大学などの組織向け契約であり、個人申し込みは不可 |
| Gemini | 大学生はGoogle AI Proを1か月間無料で利用可能 |
| Manus | 大学・短大・高専生は無料で使い放題。東大を含む1000以上の大学/短期大学/高専が対象 |
| Notion AI | 個人の学生向け学割プラスプランは、メンバーが1名のみのワークスペースを対象とした無料のプラスプラン。WHEDに登録されている教育機関のメールアドレスでサインインした学生が利用可能 |
おまけ:Typeless(音声入力)
タイピングを減らして、考える時間を増やす
最後に、本文とは別枠で紹介するのがTypelessです。
Typelessは、話した内容をそのまま文字起こしするのではなく、整った文章にして出力するタイプの音声入力ツール。タイピングを減らしたい人には有力な選択肢になります。
〇比較されやすいAquaVoiceとの違い
| ツール | 特徴 |
|---|---|
| AquaVoice | 高精度にそのまま文字起こしする |
| Typeless | AIが意図を汲んで整形して出力する |
Typelessで入力してClaude Codeで作業することもできます。音声入力を主軸にしたい人にはおすすめの選択肢です。
