初めまして。
私は2024年3月に法学部を卒業し、今はとある日系大手で働いている、皆さんの少しだけ先輩です。
僭越ながら、私の少し回り道な(でも最近東大生に増えているパターンらしい)就活体験記を寄稿させていただきます。
今就活を頑張っている/これから就活を始める/就活するかどうか迷っている皆さんに、少しでもお役に立てましたら幸いです。
私は高校時代から国家公務員(いわゆる官僚)になりたい!と夢を持ち、東京大学に入学し、官僚志望者が多いという理由で法学部に進学しました。
では、どうして今民間企業で働いているのか?
就活時代に考えたこと、その選択を今どう感じているのか、をつらつらと書いていきます。
大学3年生までの就活
上述の通り、私は大学入学以前から官僚になりたいと思い続けてきました。
大学2年生から官公庁のイベントに参加し始め(かなり早い方です)、秋には公務員試験対策塾に入塾し、大学3年夏には官公庁のインターンにも参加し、秋に国家公務員総合職試験に合格。
順風満帆に官僚就活を進めていました。
官僚就活の詳細な流れはHP等で調べていただければと思いますが、
一般的には、大学4年春までに国家公務員総合職試験に合格すれば、4年6月後半に面接(官庁訪問と呼ばれる)に参加し、合格をもらった官公庁に入省できるという流れです。
試験合格→面接と2段階を踏むこと、面接時期が圧倒的に遅いことに、民間就活とは異なる特徴があります。
大学3年秋の試験合格後、官僚就活がひと段落した私は、滑り止めを探すつもりで部分的に民間就活を始めました。
そこで参加した一つのインターン。
3日間6人一組でグループワークをし、新規案件を作り、コンペ形式で競うというお題でした。
ワークの内容も一緒に取り組んだ5人のメンバーも、本当に楽しくて刺激的で、こんな人たちとこんな仕事をしてみたい!!!と素直に心が動かされました。
また、官僚志望の根底にあった「社会の広い範囲に影響を与える仕事がしたい」という思いも、国家公務員でなくても大手企業であれば叶えられるのではと考え始めました。
それから、もう少し視野を広げてみようと考え、興味がある&選考時期が遅めでまだ間に合う2業界の日系大手に絞って民間就活を始めました。
官僚の夢が消えたわけではもちろんなかったので、同時に官公庁のイベントにも参加し続けていました。
民間と官僚を比較しだんだんわかってきたことは、「忙しさの次元がちょっと違うぞ」ということ。
私が見ていた2業界の仕事も決して楽なものではありませんが、残業の終わり時間がまるで違う。
私は私生活も充実させたいという思いを持っていたため、働き方の観点でも徐々に民間企業への志望度が高まっていきました。
大学4年生の就活
民間就活を開始したタイミングが遅かったこともあり、私は民間企業選考のほとんどを4年6月(最も遅い時期)に受けました。
ありがたいことに複数社から内定をいただき(就活の売り手市場を実感しました。皆さんも数年後経験することと思います。)、改めて考えました。
私はここ最近民間就職へのモチベーションが高かったけれど、本当にそれで良いのか。高校生の時から憧れていた官僚を諦めて後悔しないだろうか。
けれどやっぱり、私生活との両立、就活時代に感じた人の雰囲気の好みを重視し、官僚ではなく内定をいただいていた日系大手のうちの一社に就職することに決めました。
働き始めた今思うこと
私は働き始めてまだ数ヶ月ですが、今の会社に就職して良かったと思えること/これで良かったのだろうかと迷ってしまうこと、正直どちらもあります。
前者は、就活時代に一緒に働きたい!と素直に感じたような、楽しく刺激的な仲間がたくさんできたこと。また、福利厚生が充実しておりある程度働きやすいこと。
反対に後者は、私の今の仕事は、社会の一部の業界の歯車の更に一部に過ぎないのだろうなということ。対して官僚の仕事は唯一無二であり、日本で最もインパクトが大きい仕事(私の知る限りでは)ではないか。憧れの気持ちは今でも捨てきれません。
『結局就活で大事なことってなんだ??』
紆余曲折ありつつも、私は多くの場所の出向いて情報を集め、自身で考えて、納得する形で就活を終えました。
もちろん悩んだこともあったけれど、就活を通して得られた出会いや経験がたくさんあり、振り返ってみれば楽しい就活期間でした。(なんでも楽しかったことは覚えているものかもしれませんが笑)
結果、就活において一番大事なことは、「色んな人と話し続けること」だと考えます。
自己分析、説明会、インターン、面接、、
就活は受験と違って、どの瞬間も1人で完結するものではありません。
就活の真の目的は自分と組織とのマッチング、自分の意思やキャラクターがその組織と合っているのかを測ること、つまり人と人との関係です。
組織の大人・友人・家族など、できるだけ多くの人とよく話して情報を集め、自分と組織の両方を理解し、自分にぴったりの組織を見つけることがゴールだと、私は考えています。
そして、頑張って頑張った最後の決断の時には、深く考えすぎなくて良いのだとも思います。
どんな組織でも入ってみないとわからないことはたくさんあります。
今は中途や第二新卒の採用も盛んな時代です。
無理にでもそこで働き続けなければいけない、だから選択を失敗してはいけない、と背負いすぎる必要もないんだと思います。
少し長くなりましたが、ここまでお目通しいただきありがとうございました。
人の価値観はそれぞれだから、正解も間違いもない就職活動です。
私の経験が、あなたの勇気や参考になれば嬉しいです:)
【著者プロフィール】
Hさん
2020年 東京大学文科三類入学
2024年 法学部卒業
2024年 日系最大手就職
